展示会 金沢 factory zoomer/gallery

minä perhonen piece,

photo by suzuki shizuka
会場:factory zoomer/gallery  金沢市広坂1-2-20
会期:2018年03月30日(金)ー2018年04月22日(日)
会期中営業時間:11:00 - 18:00
会期中休業日:月曜(月曜祝日の場合は火曜休)

内容:
ネガティブをポジティブに変える力
「ここはいつか、お花畑にしたいですね。」 皆川さんがminä perhonenを金沢にオープンさせて一年が経とうとしている。その金沢店の脇に隣接した土地があり、誰もがまさに、駐車場にしたらと考えるスペースだ。私は耳を疑ったが、すぐに、あーこれが皆川流だと悟った。新しい店が、近所の方々に何か、迷惑をかけてしまうかもしれない、そんな時に少しでも癒されるスペースがあればいいという、遠回りのように感じるが、長い目でみた、人と人とのコミュニケーションの仕方であろう。 ネガティブをポジティブに変える力を良いデザインは持っていると、皆川さんは話してくれる。今回、展覧会をしていただくpiece,というプロジェクトも、普段の服作りからでてくる残布を集め、別の魅力を持つ物に再構築している。普通なら、ゴミになってしまうような(ネガティブ)な要素を素材として生かし、世界で1点しかないオリジナルな商品(ポジティブ)に作り変えていく。残布利用を全く感じさせないところが凄い。むしろ、後で私たちは、その試みを知り、より嬉しい気持ちになる。皆川さんは衣類を作っているのではない、衣類を通して、社会を作っているのかもしれないとよく感じることがある。既成のファッション界の仕事の有り様に早くから疑問をもち、利益最優先の物作りが人間に、果たして幸福をもたらすのか?それよりも一枚一枚を大事に長く着てもらう方法や、作り手、売り手、買い手が、みな笑顔でいられるプロダクトとはどのようなものなのか?皆川さんの描いた点はゆっくりと、線になり、面になり、確実にこの国を変えていくと信じている。 辻 和美
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